支援を届ける赤十字の「人」の想い
日本赤十字社日赤)では事業管理、地域保健、防災、心理社会的支援など、「人」を国際救援・開発協力に従事する「国際救援・開発協力要員(国際要員)」として派遣しています。
こうした「人」がどのようなきっかけで国際要員を目指したのか?
なぜ、赤十字での国際活動に関心をもったのか?
今回は、これまで海外派遣を経験した国際要員の声から一部をお届けします。
①
高校2年生時に読んだ森沢典子著「パレスチナが見たい」という本がきっかけで、本格的に海外支援に携わりたいと思うようになりました。物流会社で2年間勤務した縁あって日赤和歌山医療センターへ転職。多くの同僚に「なぜ和歌山医療センターに来たの?」
「日赤の国際医療救援・赤十字の人道支援活動に参加したいから!」
2020年と2022年にマレーシアへの派遣を経験しました。
中立・公平といった赤十字の原則に基づいて、世界各国の職員が支援を必要としている被災者の方がたへ支援を届け、サポートするという「1つのベクトル」に皆が向かっていることを感じました。
②
1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに海外派遣を目指すようなりました。
ところは、自分が担っていた仕事を、徐々に現地の人びとが担い、ところに成果が見えてくる、ということだと感じます。
他者の助けを必要としない世界には人道支援という仕事は要らないはずです。
「現地での自分の仕事が一日でも早く無くなる」というのが、少々不思議なやりがいのように感じています。
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